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株式会社アンジュール誕生

​新たなる挑戦〜世界一美しい食材を目指して〜

​◆株式会社アンジュール誕生へ。

 まだまだ生産が安定したとは言えないが、何とか販売できるレベルまで来た時に食用花の生産販売を行うための別会社の起業を決意します。石附農園として自営でやって来ましたが、それとは別に今までの花業界とは違う食品業界という全くの異業種へ飛び込むための法人化が必要だと考えました。

せっかくならカッコいい社名がいいと思い、フランス語で「unjour de fleurs」、日本語で「花のある素敵な日」という言葉からアンジュールという社名をつけました。

 2016年、有機JASの認証取得。そのタイミングに合わせて食用花生産販売のための株式会社アンジュールとして、小さくとも新たなスタートを切りました。

​◆生花だからこその美しさへのこだわり。

 一口に食用と言っても活用方法は様々です。

生でサラダや料理の彩りに、加工品の原材料としての活用もあります。アイディア次第で色々な姿に変えることができるのも食用薔薇ならではの魅力ではないでしょうか。

 新たな食材だからこそ、まだまだ認知度も低く、花を食べることに抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、それ以上に興味・関心・期待を抱いている人もいるでしょう。

まずは誰もが食品として気軽に食べやすく、薔薇に興味を持ってもらうための入り口として関係企業と連携しながら加工品の商品化を目指しています。

同時に食用薔薇を始めた原点である「一輪の薔薇の美しさ・本物の香りで感動してもらいたい。」という想いは変わりません。

​食用の生花として感動してもらえる美しい姿で、お客様の元へ届けられることを常に目指しています。

​◆これからの花の可能性〜モノ作りからコト作りへ。

 品質の良いものを安定的に生産する。

これが全ての基盤になるところですが、その上でお客様が何を求めているのかマーケティングし、形にしていかなければなりません。どんなに質の良いものでも必要な人と不必要な人がいます。花は本来嗜好品。なくても平気だけどあったら嬉しい存在。これは食用になっても変わらず、自己満足の生産では意味がありません。

 では、私たち花生産者はどんな形でお客様に何を与えられるのでしょうか?

花に求められること。それは一言で「心の癒し」だと思っています。

花に触れることで得られる非日常的な体験、感動、癒しというニーズに答えていかなければなりません。その方法の一つに食用花エディブルフラワーの存在があります。まだまだこれから広がりを見せていくであろう、この食材に私は大きな可能性を感じています。

 自分にできること。それは一人でも多くの人に、食用という形を通して薔薇の美しさや本物の香りに触れてもらい、感動体験を味わってもらうことで薔薇という花の魅力を伝えていくことだと思っています。

​ まだまだアンジュールは走り始めたばかりで、日本の農業の未来のためになどと大きなことは言えませんが、自分の選んだ「農業」という道に誇りを持てるよう、そして今まで花に興味のなかった人が花に触れ、「お花っていい!」と感動してもらえるようなキッカケになれるよう、アンジュールはこれからも走り続けていきます。

 

代表取締役石附正志の写真

株式会社アンジュール 代表取締役 石附 正志

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